訪問診療アシスタントに向いている人は?

総合

こんにちは、ロアちゃんです。

アシスタントに興味を持って色々調べてみても、世間一般的に馴染みが少ない職業であるため、なかなか自分が働いているビジョンが浮かびにくいと思います。

果たして私はこの仕事に向いているのだろうか・・・と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

このページでは、訪問診療アシスタント(以下アシスタント)として働く上でどんな人に適性があるかについて、今まで数十人ものアシスタントと仕事をし、教育・指導を行ってきた私の経験を踏まえて解説していきます。

これから6つの要素を挙げていきますので、自分の性格と照らし合わせてぜひ最後まで読んでいってください。

アシスタントに適性のある人

以下の6つに当てはまる人はとてもアシスタント適性が高いと言えます。

  • 車の運転が得意
  • ホウレンソウ(報告・連絡・相談)がスムーズにできる
  • 礼儀があり言葉遣いが丁寧
  • 相手にペースを合わせることができる
  • 柔軟性があり臨機応変に対応できる
  • ミスを成長につなげられる

一つずつ解説していきます。

車の運転が得意

車の運転はほとんどのアシスタントが行う業務であり、これが得意な方は大きく適性があると言えます。

トラックドライバー、タクシードライバーなど、車を扱う仕事であれば重要なことではありますが、アシスタントの場合も同乗者や患者さんの生命に直結するので、プロの運転手に負けない安全運転意識が必要です。

普段からスピード違反や無理な車線変更を繰り返す、歩行者がいる横断歩道で一時停止をしない、といったような交通ルールを遵守できていない人はアシスタントにはなれません。

また、常に丁寧な運転をしているとしばしば煽り運転に遭遇します。このとき感情的になって煽り返したり、焦って危険運転をしたりせずに冷静な対応が出来る人が求められます。

ホウレンソウ(報告・連絡・相談)がスムーズにできる

アシスタントは、外部内部問わず様々な人達と円滑なコミュニケーションを取る必要があります。

仕事の性質上、急ぎで確認しなければならないことや、正確に報告しなければならないことが1日で何件も出てきます。

そういったときに迅速に伝えることを怠ったり、発信する情報に誤りがあったりすると、患者さんの命が脅かされることもあります。

また、自身ではなく患者さん方や外部の発信力が不足している場合には、積極的にホウレンソウを受けに行き、全体のコミュニケーション力を高めていくことも、アシスタントに求められる要素です。

礼儀があり言葉遣いが丁寧

礼儀や言葉遣いは社会人として重視される要素ではありますが、訪問診療においては病を抱えた方をお相手するという特殊性から特に求められるところです。

訪問診療は、患者さんにとってみると外部の人間を自身のテリトリーである部屋に招き入れるという行為です。

中には嫌悪感やリスクを感じる患者さんもいらっしゃいます。

そのため医師と同様、アシスタントは患者さんにとって必ず信頼に値する人でなければなりません。

あいさつをしない、感謝の言葉がない、目を合わせずずっとうつむいている、デリカシーのない発言をする・・・

そういった人がアシスタントでは医師がどんなに頑張っても患者さんに適切な診療は不可能でしょう。

最高の訪問診療を提供するには、関係者全員が患者さんと心の向きを揃えることが必要不可欠なのです。

医師とペースを合わせることができる

アシスタントはアシスタントであり、訪問診療のペースは医師が握ることが基本となります。

医師は患者さんごとに、診察の順序や話し方、言葉の一つ一つまで考えて診察を進めています。

アシスタントには、医師のペースを乱すことなく息を合わせることが大きく求められます。

例えば医師が今の病状に関わる重要な話をしているのに、急に遮ったり話題を変えたりしては絶対にいけません。

また、なんの脈絡もなく自分の根拠のない私見を主張してその場を混乱させたり、いたずらに患者さんの不安を煽る発言をするのもご法度です。

逆に、すぐに外部に確認が必要なことをその場で電話確認したり、医師が患者さんのご家族と別室で話している間に患者さんと雑談してコミュニケーションをとったりと、その場で自分があるべき立場を汲み取り医師の診察の潤滑剤となれる人は、良きアシスタントとして活躍できることでしょう。

柔軟性があり臨機応変に対応できる

どんな訪問診療所でも、往診対応のようなイレギュラーが発生し、予定が変更になることが想定されます。

そういったときに慌てず行き先を変更したり、必要なものを準備したりすることができる柔軟性がアシスタントには欠かせません。

また、どんなに準備を重ねても、いざ現場に赴くと想定外なことは多々発生します。

患者さんが持っているはずの物品が見当たらなかったり、訪問看護へ申し送りがしっかり伝わっていなかったり、そういった時にパニックにならず、冷静にできることを探す姿勢が被害を最小限に抑え、患者さんの安心感を損わずに済みます。

「今日の準備は万端、だけど絶対イレギュラーが発生する」という気持ちを常に持って構えられる人はアシスタントに向いています。

ミスを成長につなげられる

どんなに優れたアシスタントでも失敗をすることはあります。

その失敗は単なるケアレスミスだったり、今の体制では防ぐことが難しいミスだったり様々です。

そういったミスとしっかり向き合い、反省し次に活かす前向きさはとても大切です。

アシスタントは仕事の幅が広く、しかも満点を目指せばいくらでも改善点が出てくる仕事なので、たくさん失敗をして、たくさん成長する姿勢が強く望まれます。

まとめ

以上述べた6つは、どこの訪問診療所でもアシスタントに求められる要素と言っても過言ではありません。

採用の場ではこれまでの経験を踏まえながら積極的にPRしていくべき長所です。

もしこの中で自分には不足していると思った要素がある場合は、そこで落胆せずに何度もこの記事を読んで少しずつ意識を変えていきましょう。

そうすることで、きっと自分がアシスタントとして働くビジョンが鮮明になっていくはずです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

他にも訪問診療アシスタントに関する記事を書いていますのでぜひ読んでみてください。

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